「お客様にとって心地よい場を作るには?」判断軸をぶらさずイベントをやり遂げられた理由 マーケターインタビュー

公開日:
2023
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2022年11月、ソーシャルPLUS社は対面イベント「Shopify Plus - LINE活用の現場に迫る!最前線事例セミナー」を開催し、150名を超えるお客様にご来場いただきました。ソーシャルPLUS社が提供するShopifyアプリ「CRM PLUS on LINE」を活用するお客様にご登壇いただき、社内のメンバーが運営しました。

イベントサイト【11/10開催】Shopify Plus - LINE活用の現場に迫る!最前線事例セミナー

対面でのイベント実施が決まるまで

ソーシャルPLUS社は、オンラインセミナーの運営経験はあったものの、対面でのイベント運営は未経験でした。しかし、社長の岡田さんの「来場者の方々に、新しいつながりや再会ができる場を提供したい」という考えから、オンラインではなく対面での実施を決めました。

イベント運営業者の力を借りずに開催しましたが、大きなトラブルもなく、ご来場の方々に満足していただけるイベントとなりました。

初めてリアルイベントの運営統括を務めたマーケターの大西さんに、成功の理由やチームの価値観を聞きました。

リード獲得や売上の目標は立てず、お客様のイベント体験を重視

―― イベントは盛況だったようですね!成功の要因はなんだったんですか?

大西:目的が明確だったことが大きいと思います。今回は、

を目指しました。

一般的に企業向けイベントでは、リード獲得や売上などの目標を設定し、達成に向けた行動を取るのが正攻法と言われています。「名刺をたくさん配る」「入手した連絡先に商談を打診する」といった施策もよく見かけますね。

でも今回、私たちはそれをせず、お客様ファーストのスタンスを貫きました。また来たい・次は登壇したいと思っていただける場を作るために、私たちからの営業は控えて、来場者にとって有意義な情報を、気持ちよく持ち帰ってもらうことに注力したんです。 登壇企業の商品を知るきっかけになればと、各社から私たちが商品を購入し、来場者プレゼントとして配布する取り組みもしました。

「お客様にとって心地よい場を作るにはどうすべきか」という判断軸を、全員が最後までぶらさずにやれたのが良かったです。

―― 「お客様にとって心地よい場を作る」をメインの判断軸とするのは、珍しい気がします。

大西:「お客様にとって心地よくないことを避ける」という価値観は、今回だけが特別なのではなく、ソーシャルPLUS社のメンバーが元々持っているものだと思います。

例えば、サービスサイトのお問い合わせフォームには「電話での初回連絡を希望しますか?」という欄を設けて、「希望する」と回答した方にだけお電話しています。問い合わせをしただけで電話がくるのはいやだという方もいらっしゃると思うので、このフローにしました。

それぞれがよしなに動いて、目的を果たすチーム

―― イベントの成功要因は、他にもありますか?

大西:入社して日が浅いメンバーも含めた全員が活躍してくれたことですね。これはソーシャルPLUS社の風土の影響が大きかった気がします。

―― 風土というのはどういうことですか?

大西:自分の職域に線引きせずに、互いの状況を見ながら、全体としてやるべきことをやる風土があると思います。会社としてのルールは特にありませんが、他のチームのSlackチャンネルや全社員の日報をお互いに読むのが、ソーシャルPLUSでは割と普通です。「気になるから見る」という感覚ですね。

普段からお互いの状況を知っていて、コミュニケーションも頻繁なので、領域を跨いで他の人の仕事に首を突っ込むことに躊躇がないのだと思います。仕事上のポジティブな貸し借りが、よくあるんです。

―― 準備の過程では、大西さんから皆に指示するだけでなく、他のメンバーから大西さんへのアシストもあったと聞きました。

大西:そうなんです。本番1ヶ月前ぐらいまで、ほぼ全てのタスクを自分がやるべきだと思って動いてしまっていました。もちろん、対面イベント運営経験のある先輩に大まかな全体像を教えてもらったり、自分では作れないクリエイティブは社内のデザイナーさんにお願いしたりという分担はしていました。それでも「頑張れば自分でできそう」と考えてしまった範囲があまりに広すぎたと、今振り返って思います。

そんな自力で突っ走ろうとしていた私に、「もっと皆で手分けしたほうがいいのではないか」と感じた他のメンバーが、いろんな形で首を突っ込んでくれたんです。

当時入社1ヶ月目のCSさん*からは「なんでも手伝うよ」というメッセージをもらい、20分後には打ち合わせをしました。

*CS(シーエス):ソーシャルPLUSの職種「カスタマーサクセス」の略。お客様への提案やサポートを担う役割。

大西:打ち合わせの結果、本人の機材の知見を活かしてもらえそうだったので、音響・照明・画面投影のチームに合流してもらい、「全体をよしなにお願いします!」と頼みました。会場の下見にも同行してくれて、すごく心強かったです。

あたたかいフォローをしてくれた人は他にもいて、別の先輩CSさんも「チームの皆で頑張ろう」というメッセージをくれました。

―― 「領域を跨いで他の人の仕事に首を突っ込む」とは、こういうことなんですね。

大西:このようなアシストを経て、それぞれのメンバーが、担当の役割に加えて周辺領域もカバーしてくれるようになりました。私は皆さんに対して、判断に困らない程度に情報を伝えた上で、細かいことは各自の判断に任せました。皆さんの普段の仕事のスタンスを知っているからこそ、今回もイベントの目的に沿って、よしなに考えて行動してくれるだろうと。

実際、イベント本番では各自が柔軟に動いてくれて、大きな問題は起こりませんでした。

イベント目標達成直後から「次はこうしたい」が挙がった

大西:来場者のアンケート結果を見ても、「具体的な活用イメージが湧いてよかったです!」「入場から閉演まで、とても気持ちのいい運営でした」と私の予想以上に満足していただけたようでした。

更に、登壇してくださった企業様宛に、もっと規模の大きいウェビナーの登壇依頼もあったそうです。私たちのイベントをきっかけにこうした機会がうまれたのも本当に嬉しかったですね。

私たちも日頃からプロダクトの情報発信に努めていますが、実際のユーザーであるお客様が語るからこそ、真実味を持って伝わることがたくさんあるはずです。

今回あえてリード獲得・商談獲得を目的にせず、とことんお客様にスポットを当てた設計にしたことで、結果的に私たちのプロダクトを知っていただける機会が増えたのではないかと思います。冒頭で話したイベントの目的をしっかり果たせてよかったです。

また、後日談で、自発的に振り返りのドキュメントを書くメンバーがいたのも頼もしかったです。その時点で次回の開催が決まっていたわけではありませんが、「自分たちはもっとできたはず」「次はこうしたい」という気持ちが、普段と同じようにイベントでも出たのかなと思います。ソーシャルPLUSの仕事の癖みたいなものですね。

サービス改善にも関われるマーケターへ

―― ここまでは過去のお話を聞きましたが、将来に向けた展望はありますか?

大西:個人としては、サービス改善や新機能開発まで関われるマーケターを目指しています。

大西:今の私の仕事は、「エンジニアさんやCSさんが既に磨いてくれたサービスを、どうやって知ってもらい、インストールしてもらうか」という課題を解決することです。でも今後は「サービスをどう改善すべきか」から、マーケターである自分も一緒に考えたいです。プロダクトの良さがソーシャルPLUS社の強みなので、プロダクトを良くすることに関われる人数は、多いほうがいいですよね。

それができると面白そうだし、私のアウトプットももっと改善できるのではないかと思います。「変化が大きい業界の中で、自分の働き方が1年も変わらないのはまずい」という危機感もありますね。

―― 個人の仕事内容から変えようとしているんですね!マーケティングチームとして狙う変化はありますか?

大西:マーケティングチーム全体でのアウトプット最大化に向けた取り組みをやっていきたいです。

今はマーケティングチームのメンバー3人で、2つのプロダクトを分担しています。私はそれぞれのプロダクトを数年ずつ担当した経験があって、チームで唯一、両方の事情を知っているメンバーなんです。

2つのプロダクトを合わせて考えることで、マーケティングの戦略や効果的な予算の使い方など、チーム全体として工夫できるところが色々ありそうに思っています。

また、CSさんと一緒に、事例・活用ノウハウの発信をもっと強化したいです。今担当している「CRM PLUS on LINE」で、アプリをインストールしたお客様が「こういう配信をしたい」と思った時に「こうすればできますよ!」と先回りして答えられるようなコンテンツをもっと増やしたいと考えています。

※公開されているコンテンツの例

大西:CRM PLUS on LINEがお客様の売上にしっかり貢献するためには、「ただインストールしてもらう」だけでは不十分です。設定サポートやおすすめの施策紹介など、もっと使い倒していただけるようなサポートにも力を入れていきたいですね。

私たちのサービスを更に心地よい形で届けられるよう、これからも頑張っていきます! 

―― お話ありがとうございました!

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